ラフティングガイドという仕事

さて今日は、ラフティングガイドという仕事とその現実を紹介しよう。

ラフティングガイドと一言でいっても、川によって求められるスキルは異なり、しかも国に認められた正式なライセンスなどは存在しない。言ってしまえばあなたも明日からいきなり川でラフティングガイドを名乗ることができてしまう。

お客として来る側からするとなんとも恐ろしい現実であるが、

しかしながらそこは各社厳しいトレーニングを設けたり、法人を立ててライセンス発行したりしながら安全面にはすこぶる気を使っている。…はず。

最低限のガイドとして使い物になるのに3か月はかかるだろうか。

その間、ガイド候補生はほとんど無給か最低限生活できるレベルに近い扱いでトレーニングに勤しむのである。まぁこれは仕方がないと思おう…ここで必要なのは覚悟であるのだからね。

最低限必要なスキルとは、接客方法や車の運転から始まりラフティング基礎、川でのボートコントロール、泳ぐ練習、レスキュー基礎、救急法の取得など結構厳しい。しかもその厳しさは川の激しさに比例するのは言うまでもない。文字通り命がけで、命を預かる仕事のトレーニングを積む。

そんなこんなでガイドアップしても「安全」「レスキュー」「楽しませる」というテーマに終わりなどなく、ガイドをする限り永遠に謙虚に取り組む必要がある。

ガイドを名乗るならそれが最低条件である。それらを考えないくそガイドも巷に溢れかえっている状況もあるけど、まぁあえて触れずにいよう。

そして人を楽しませたい!楽しんで仕事をしたい!そんな若者達を都合よく食い物にしている会社が実に多い。「遊びながらお金もらえるんだから」「好きな仕事できているんだから」そんな若者の心意気に甘えて、搾取しまくるのだ。

新人代表は、そんなふざけた業界の常識をぶち破りたくて自分でお店を開くことにしたわけである。

まともな会社もあるだろうけど、本当に非常識に搾取しまくり、若者の若さを食い物にする会社がめちゃくちゃ多い現実がある。

ラフティングを好きになって、それを伝えたいと思う仲間たちが食い物にされ、絶望しながら辞めていく姿をこれ以上見たくないと思う。

僕たちは、お客様にも適正価格、ガイドにも適正な評価を形にするフェアな関係を築ける会社を実現したい。

ちょっとまじめな話でした。